今回は、犀川みいさんの「僕の涙がいつか桜の雨になる」をご紹介したいと思います。
この本は、自宅の近くの図書館で初めて借りた恋愛小説で、新刊コーナーにドカンと置かれていたのが目について知りました。
犀川さんのデビュー作品でもあり、表紙も綺麗だったこともあって読んでみようと手に取った作品です。
読んでみての印象や犀川みいさんのプロフィールや経歴、さらにおすすめしたい人についても書いていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
僕の涙がいつか桜の雨になる(犀川みい)を読んだ印象は?
早速、僕の涙がいつか桜の雨になる(犀川みい)を読んだ感想からご紹介します。
主人公と幼馴染が再会を果たし、通常の恋愛かと思いきや、主人公は悲しくなると桜の涙を流してしまう人間。その桜の涙をみんなに見られまいと逃げ惑う幼心が何故か懐かしく、次々と進んで読むことができました。
また、幼馴染の女の子は病気で入院したりして学校を長期間休むのですが、それをみんなにわからないようにしてたり、予想できない展開が次々と発生し、どんどん読み進めることができました。
そして、2人はお互い恋愛感情が芽生えていくのですが、主人公は桜の涙で雨をふらすという宿命を背負っており、その秘密を幼馴染はどんどん知っていき近づこうとするのですが、主人公はなかなか幼馴染の気持ちが伝わらなく逆に意地悪してしまいます。
好きな人に意地悪してしまう気持ちも幼心として子供の頃を思い出し、自身の経験やそういう友達がいたなぁと何かウブな恋愛を彷彿させてくれました。
さらに、幼馴染がもう1人おり、このもう1人の幼馴染は2人の相思相愛を実は知っていて、仲介役になろうと色々動いてくれます。
そういった友情なども描かれており、SFと恋愛と友情が合わさった素晴らしい作品だと思います。
私自身はあまり恋愛小説は読まないのですが、この小説だけはいまだに内容もしっかり覚えております。
犀川みいのプロフィールや経歴について
ここでは、犀川みいさんのプロフィールや経歴をご紹介したいと思います。
プロフィール
- 名前:犀川みい(さいかわみい)
- 生年月日:6月16日
- 出身:石川県
具体的なプロフィールが公開されていないため、現状では上記のみの情報となります。
新しい情報が分かれば追記したいと思います。
経歴
今回の犀川みいさんの作品はデビュー作となっていて、2018年の「第1回ビーズログ小説大賞」に応募され、現代部門の特別賞を受賞されています。ちなみに、受賞時の作品タイトルは『桜の魔女の子』でした。
その当時のペンネームは、「六十六みい」となっており、その受賞時に「最近の悩みは、投稿時のぺンネームが安易すぎたこと」とコメントされていました。
“六十六”というのは、誕生日の「6月16日」が由来のようですので、確かに安易すぎたかもしれません(笑) その後、現在のペンネームである「犀川みい」に変更されています。
犀川さんの好きなものとして、おにぎりの具は明太子、動物は猫とゴリラだそうです。
動物のゴリラが好きというのは珍しいですよね。
また、先ほどご紹介したビーズログ小説大賞の受賞時に「小説、漫画、アニメがないと生きていけない女」ともコメントされており、年齢は公開されていませんが、いかにも“今の若者”というイメージが伝わってきます。
さらに、河川敷を散歩している時やトイレでぼーっとしている時に、空想しながらネタを考えているそうです。
犀川みいの主な代表作品について
犀川みいさんの現時点での主な代表作品ですが、今回ご紹介した「僕の涙がいつか桜の雨になる」のみとなっています。※2024年5月現在
この作品は、先ほど触れたように、2018年の「第1回ビーズログ小説大賞」の特別賞となり、2020年5月15日に発売されています。
その後は、代表作品として発売されている小説はないようです。
ちなみに、今回紹介した作品についての口コミを見てみると、
- 切ないけれど、あたたかいお話。読み終わった後、優しい気持ちになりました
- 人を想って泣けるってとても素敵なことだなと感じました
- 最後、涙が溢れて止まらない恋愛小説です
- 切なさが募る、号泣必至の恋愛物語 これはどうしても泣いてしまう作品
- 思っていたのと違ったけど、これはこれで良い
と高評価の声が多く聞かれました。
ただ、設定がファンタジーの要素もあるため、
- 恋愛ものとして少し物足らなかった
- 感情移入までは出来なかった
との意見もあり、読み手によって感じ方に違いはあるようですね。
僕の涙がいつか桜の雨になる(犀川みい)をおすすめしたい人は?
最後に、犀川みいさんの「僕の涙がいつか桜の雨になる」をおすすめしたい人についてご紹介します。
高校や大学を卒業して、社会の荒波に揉まれている20代後半ぐらいの独身の方に勧めたいです。
社会人になり、ウブな恋愛はだんだんできなくなり、恋愛に対する考え方もマンネリ化してきて、新鮮な気持ちがなくなってくると思います。
そういった中、初心を思い出すといいますか、何か恋愛するにあたり大切な感覚や相手を思いやる心、友達の友情など改めて考えさせられると思います。
自分の過去を振り返ると、恋愛はかなり軽い感覚でやっており、普通に結婚できましたが、結婚前にこの小説を読んでいたとすれば、また違った恋愛観と相手への接し方が出来たのではないかと今更ながら思いました。
まとめ
今回は、犀川みいさんの「僕の涙がいつか桜の雨になる」をご紹介しました。
この作品は、恋愛と友情、そしてファンタジーが織り交ぜられた作品です。
読者によって感じ方は異なるものの、読者に初恋の甘酸っぱさや青春の輝きを思い出させる一方で、成長と自己受容の大切さも教えてくれます。
特に社会人になってからの読者には、新鮮な気持ちや大切な人を思いやる心を再認識させる一冊ではないでしょうか。
ぜひ、チェックしてみて下さいね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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